わたしは25歳の会社員で、スマートフォンを利用してよく匿名の誰かと雑談することが趣味です。
ある日、いつものようにスマホのアプリをつかって話し相手を探していたら、スマホで援交を誘うようなメッセージが送られてきてびっくりしました。
個人的に連絡を取り始めるまではスマホで援交を誘われることはなかった
わたしはスマホで匿名の人間とやりとりをしようと思った際、はじめの頃は何となくアプリを利用することに抵抗を感じていました。
アプリを利用して見知らぬ誰かとやりとりすることが怖かったからです。
そのため、最初は会員登録やアプリのダウンロードなしで書き込める掲示板などを利用してコミュニケーションをとっていました。
匿名の場に対して、実際に触れてみるまでは怖いものだと思っていました。
匿名の場ではいま話している相手がどんな人かが断片的にしかわかりませんし、もしも相手が悪意をもって接してきたら何か恐ろしい事件に巻き込まれるかもしれないと考えていたからです。
しかし、何度も書き込んで掲示板の住人と触れ合っているうちにそんな緊張や恐怖はなくなりました。
文章でやりとりしているうちに、匿名の場であっても画面の向こうには生身の人間がいるということを肌で感じることができたからです。
そうして触れ合っているうちに、段々と匿名の人間と会話することに抵抗感がなくなりました。
そして、いつしかわたしは個人的に連絡がとれるチャット・メッセンジャーアプリをダウンロードしてみることにしました。
ダウンロードする前にアプリの評価をかんたんに確認しました
ダウンロードしたアプリは、アプリの評価や知名度などのランキングサイトを閲覧して、信頼できそうなものを選別してからダウンロードしました。
客観的な評価を確認し、評判が良く利用者が多いアプリを利用すれば安心できると思ったからです。
しかし、わたしのその思惑は無残にも打ち砕かれます。
アプリを利用した当初は同年代の同性のなかから話し相手を探していました
アプリをダウンロードし、プロフィールを設定するとさっそくわたしは話し相手を探してみました。
匿名の人と一対一で話をするのははじめてだったので、プロフィールをみて同じ趣味をもった同年代の同性を探して話してみることにしました。
違う場所で違う仕事をしている同年代の同性と会話することは、自分の見聞を広げるためにとても役に立ちました。
大学生の女性とアプリを通して会話していたらスマホで援交を誘われました。
同年代の同性との会話にはじまり、さまざまな年代の男女と会話するようになったある日のこと、とある大学生の女性と会話をしていたら、不意に援助交際を匂わせるような話題を振られました。
具体的に言うと「2万で会ってあげようか?」というメッセージが送られてきたのです。
わたしはこれまでさまざまな方と匿名の場で会話をしてきましたが、直接会うつもりは一切なかったので正直愕然としました。
わたしは落ち着いて、率直に「それは援助交際の誘いですか?」と返事をしました。
すると、「別にそういうわけじゃないけど」と返信されました。
冷静に考えてみると、どう考えてもお金を払って女性と会う行為は援助交際にあたると判断し、「結構です」とだけ返事をしてその女性との会話を取りやめました。
最近、スマホで援交する行為が社会的に問題視されていますが、スマホを利用する全ての人が、いついかなる時犯罪の加害者になるかわからないことを肌で実感しました。
わたしの場合は実際に巻き込まれることはありませんでしたが、これを読んでくださった皆様も、犯罪の加害者にならないように注意してスマホをお使いください。